ダメケル

三十代フリーターの日記

冬が終わる

phaさんの「知の整理術」を読み返す。買った直後に2回読んで、間を開けての3回目だ。時間を置くと印象が変わって新鮮に読めた。最初はメタ情報やアナログとデジタルを行ったり来たりするというところが面白かった。今回、意識したのは

 

◯ゲーム感覚で楽しむ
◯敵の柔らかいところをさぐれ
◯言語化することの重要性

 

この本で学んだことを就活に応用している。求人検索や応募書類作成みたいなとっつきやすいところから始めたり、不安な気持ちを言葉にして落ち着きを作ってみたり、やったことを記録したりと、いろいろとやっている。

 

その中で感情に流されず客観的に自分を見ることが大事だなと思った。

 

そういえばphaさんの連載がアップされていた。

www.gentosha.jp

ああ、なんとなく分かる。

 

自分はブログとは別に日記を書いている。睡眠時間やその日思ったことや考えたことをメモしている。このブログも雑だが、その日記はもっと雑でゴチャゴチャしている。

 

飽き性な自分には珍しく三年くらい続いている。一年ごとにテキストデータとしてバックアップを取ってるんだけど、一つ250KBくらいのファイルサイズになる。もし80歳まで続けたとしたら、約12MBの記録になる。

 

人生まるごと日記にしたら20MBくらいに収まるのかな。そう考えると無情な感じがする。

最近の生活

今週水曜日、棚卸しのバイトに行ってきた。数年ぶりに働いた。フリーター時代にお店で棚卸しをやったことがあるので、だいたいの感覚は分かっていた。要は商品の数を数えるだけ。自堕落な生活を送っていたせいか、なかなか集中力が続かない。途中から頭が痛くなってきた。

 

給料は手渡しで貰えた。お金を稼いだという実感がまったく沸かなかった。なんだろう。我慢してたらお金拾ったみたいな感じ。

 

たまにやる分には良いと思った。社会を覗けたように思うし、適度な刺激にもなる。まぁ、これが日常になれば嫌になっていくんだろうけど。

 

バイトの数日前から上手く寝れなくなって、終わった日の夜も寝付きが悪かった。次の日から快眠に戻る。そこまで意識はしてなかったけど、神経が高ぶっていたんだと思う。

 

iphoneでホームボタンを二回押すと、バックグラウンドで動いているアプリを管理する画面に切り替わる。指を上に滑らせるとアプリが画面の外に飛んでいき動作を止めることができる。僕はヒマなときによくやっている。

 

これって意識や脳に近いなと思った。見えている以外のところでたくさんの何かが起動している。僕はこのバックグラウンドアプリが人よりも多く動いているのかもしれない。だから疲れやすいし、繊細なのかもしれない。


今週観たもの、聴いたもの

面白かった!良い「映画」を見たなーと満足。古き良きアメリカとニューシネマを現代的にポップに仕上げた作品。

 

子どもの頃にipodを買ってもらうというシーンに時代の流れを感じた。いまの若い子にとってはレコードとipodは同じアンティークの扱いになるのか!?

 

 

ブラック企業の創業者ってこの主人公みたいなタイプじゃないだろうか。

 

 

クーデター(字幕版)

クーデター(字幕版)

 

ハラハラした。鬼畜な映画。

 

 

フローズン [DVD]

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これも鬼畜。アメリカのゲレンデって平日はやってないの?

 

 

 

Finally

Finally

 

CDレンタルの無料クーポンが当たったのでレンタルした。サブスクリプションで色々聴くよりも、一ヶ月に一枚アルバムを聴き込んだほうが音楽的には充実するかもしれない。

 

子どものころ「chase the chance」や「ダンシング・ジャンク」をよく聴いてた。クラスのませた女の子はみんな安室奈美恵が好きだったよ。「can you celebrate」なんて部分的には繰り返し聴いてるのに、フルで聴いたのは始めてだ。三枚組なので気に入った曲だけ落とした。

最近の生活

はてなからメールがきた。ブログを始めてから半年が経ったらしい。開設から現在までのPV数は約1600。なかなかの数字だ(?)

 

ハロワ検索は続けている。こないだ東京の求人を見てみた。やっぱり量が全然違うね。賃金も高い。それに就職系の掲示板や口コミに会社の情報が転がっていることが多い。

 

来週、棚卸しのバイト。予定があるっていうことがすっごく面倒くさい。ニートの末期重症である。

 

自分で言うのもなんだけど、このブログって誤字脱字が多い。時間を置いて読み返すようにしてもミスが減らないんだ。気をつけていかないと。

 

ちゃんと寝れていると気分がいい。上手く寝れる日と寝られない日がある。

 

10分どん兵衛をやってみた。柔らかくなって美味しかった。

 

 今週観たもの、読んだもの

スター・ウォーズ/最後のジェダイ  オリジナル・サウンドトラック

スター・ウォーズ/最後のジェダイ オリジナル・サウンドトラック

 

遅ればせながら映画館で見た。酷評されていたので期待はしてなかったけど、まぁおもしろかった。前半は退屈、後半はちょっと上がった感じ。レイが単なる一般人だったというのが意外だった。てっきりカイロレンと何らかの血縁関係があるのかなと思っていたので。ただ、レイの力ってカイロレンとバランスを取るためフォースが導いたものじゃないだろうか。なので誰でもジェダイになれるわけではない気がする。

 

 

面白かった。シリーズは全部見ているので、シーザーへの感情移入度がヤバイ。

 

 

良かった。上下左右ない感覚が新しかった。映像的にも物語的にも上手く出来ている。

 

 

Hな人人 (星海社FICTIONS)

Hな人人 (星海社FICTIONS)

 

昔「ファウスト」という文芸誌を読んでいた。やたらと「俺たちは凄い!」と繰り返す雑誌。時代作ってるぜ!世界変えてやるぜ!という雰囲気が痛いほど伝わってくる紙面だった。

 

この本はそんなファウストに載っていたひきこもりに関するショートショートを集めたものだ。読んでいて、ああ懐かしいなと思いつつ、あのときの感性はなくなっていることに気づいた。

 

十年前は西尾維新佐藤友哉舞城王太郎上遠野浩平滝本竜彦が好きだった。いまはどの人の新刊も読んでないし、持っていた本も全部売っぱらってしまった。また十年後、好きな作家や本は変わっているのだろうか。

考え方

朝は頭がスッキリとしている。睡眠が脳内の不安を掃除してくれたからだと思う。

 

でも、平常時の僕はマイナス思考人間だ。なにが起こっても良くない方向へ考えてしまうし、これまであった嫌なことばかり覚えている。

 

何かの本で「人間はネガティブな出来事のほうが記憶に残りやすい」と読んだ。自分にとって不利な状況というのは生き物としての生存を脅かされるから脳に定着しやすいそうなのである。

 

失敗するかもしれないという思考は、どう動くべきかという行動に繋がっていけば素晴らしいものになる。けど、僕の場合は想像があまりに大きくなりすぎて動けない状態に陥っている。

 

発想を変えてプラス思考になれば良いと思うが、難しい。マイナスなことを考える神経が鍛えられているのでぱっと思いつく。頭が一度そちらのほうに向けば、過去の失敗を勝手に検索してフラッシュバックのように見せてくる。身体がカッと熱くなったり、呼吸が浅くなったりと肉体的な反応が出てしまうほどに酷い。

 

プラスな思考ってなんだろう。例えば三億円が当たるとか。うーんリアリティがない。ありそうなところだと、社会復帰して働きやすい職場に巡り会えることだろうか。可能性は低いが三億円よりは遥かにマシだ。気分も少し上向きになる。しかし、ネガティブがクセづいているので無理やりにそちらへ持っていこうとする拒絶反応が起こる。習慣は恐ろしい。

 

ネガティブな想像にはリアリティを持てるが、ポジティブな想像には持てない。でも、リアリティとリアルは違う。人間には起こっていないことを想像する力がある。それは素晴らしいものだが時として命すらも奪う凶器となる。

 

多少強引にでもプラス思考をしたほうがいいのかもしれない。

 

あと「わからないこと」は考えないようにしている。未来のことや他人の思考はハッキリとした答えがない。一旦考え出すと、無限ループに入ってしまうので精神衛生上よくない。なるべく思考停止をして穏やかに過ごしていきたい。

最近の生活

今週は祖母の家に行っていた。体調が悪くて入退院を繰り返してる。その姿を見ていると、「老人」になったなと感じた。自分もやがてあんな風になると思うと人生って一体何なんだろうと考える。

 

祖母は昭和九年生まれ。この年をwikiで調べたら、満州で溥儀が皇帝になったり、ヒトラーがドイツで自分の権力を確立していた時期だった。そんな時代に生まれたんだと思うとちょっと感動すら覚えてしまう。ちなみに筒井康隆と同い年。祖母を見てると、康隆やべぇと思う。なんでそんなにアクティブなのか。

 

近々のブログでは暗い文章を書いてしまった。最近は浮き沈みが酷い。酒の量も増えた。いっそのことデカイペットボトルサイズのウイスキーを買おうかなと思ったよ。そんなの買ったらアル中まっしぐらだから自制してるけど。

 

飲む酒がストロングゼロからハイボールに変わった。アルコール度数は同じくらいなのに酔いのスピードが遅くなった。やはりストロングゼロには強力なパワーがあるに違いない。

 

毎日、ハロワ検索はやっている。とにかく見るだけでもいいから続けよう。

 

Youtube車中泊やソロキャンプの動画を見ている。なんだか落ち着く。車がほしいなとちょっぴり思うようになった。

 

phaさんのnote継続購読中。今月から自動で延長されるようになったようだ。だるそうな日常があいかわらず良い。最近の活動や過去に雑誌で掲載された文章が合わせて紹介してくれるのもありがたい。

 

今週観た、読んだモノ

A3【エー・スリー】

A3【エー・スリー】

 

麻原彰晃に対する日本社会の在り方を批判し、なぜあの事件が起こったのかを考察している。事件は個人のビジョンというよりは、麻原と幹部たちの相互作用に原因があるのではないかと指摘。

 

マスコミが「分かりやすいこと」「過激なこと」が需要があると勝手に思い込んで、センセーショナルな報道を繰り返す。社会はそれに煽られて、黒か白かを明確な形で表そうとする。やがて人々は事実よりも空気に流されるようになる。

 

何かの情報に触れるとき、これは誰かの意図が入っていると意識すること。また自分の認識も何らかのバイアスが掛かっていることを頭の片隅にでも置いておく。

 

 

深夜特急〈第三便〉飛光よ、飛光よ

深夜特急〈第三便〉飛光よ、飛光よ

 

ヨーロッパに近づくほど物価が上がっていくのが印象的だ。清濁の活力に溢れるアジアからギリシャへ。ここはどことなく死の静寂さが感じられた。たくさんの廃墟があり、とくにスパルタは高潔な破壊があった。後腐れないといった感じ。

 

実際に旅をしているような感覚になって、読み終えたときはなかなかの達成感があった。文章も味わい深くて何度も読み返したいなぁと思えた本。

 

 

「忍びの国」通常版 [DVD]

「忍びの国」通常版 [DVD]

 

大野くんの飄々とした雰囲気が役とピッタリだった。映画のテイストがコミカルなのかシリアスなのかどっちつかずでイマイチ乗れなかった。金で動く忍者って設定は良いと思うんだけど、それを活かしきれてないような。組織的な戦いをする侍と個で戦う忍みたいな対立軸をもっと明確に見せても良かったのでは。

 

 

冬に飽々している。早く暖かくなってほしい。

愚痴

なぜか人から嫌われていると思っていた。

 

人と人間関係を築くとき対等という意識がない。何度かコミュニケーションを重ねて、初めてこの人は僕のことをキモいと思ってないと確認できる。

 

こうなった理由はなんだろう。親にいつもバカにされたせいか、学校でいじめられたせいか、道行く人にからかわれたせいか。普通の人たちの小さな嫌がらせが積もり積もって、僕を異常にしたのだと思う。

 

しかし、この認識は長い間、普通のことだと思っていた。程度の差はあれど人間は誰しもそうなのだと当たり前に考えていた。

 

ところが違うらしい。みんなもっと自己肯定感があって、中には自分は最高の存在であると信じている輩もいるのだ。

 

それがわかったとき、僕が他者というものがなんとなく理解できた。今まで度が合わない眼鏡をかけていたのだ。

 

このところネガティブなことを書き続けている。こんなこと周りには吐き出せないからせめてブログには残しておきたい。それに言葉にして出すと余計に辛くなるので、文章に書くくらいがちょうどいい。

 

あまり自分は可哀想と思いすぎないほうがいいが、しんどい気持ちは形にして外に出しておかないと潰れてしまう。

寒い

文章を書くのは得意だと思っていた。学校で作文を書くのは苦ではなかったし、大学は小論文で入った(Fランだけど)

 

ところが最近は上手く書けない。いくら文章を綴っても、喉に小骨が残ってるような違和感が拭えない。

 

ブログで定期的に文章を書くようになって、自分の力量の底を知ったのかもしれない。もともと勘違いしていたのだ。

 

なんだかこれまでの人生もそんな感じの連続だった。世間知らずというか空気が読めないというか、普通の人が出来るようなことが出来なくて、勝手な方向ばかり向いていた。自分にとってはそれが当たり前で気づくことすら出来なかった。

 

ニートになってだんだんと普通とは違うことを分かり始めた。もっと早く知っていればと思うが、こういうのは年齢を重ねないと実感として持てないのだろう。

 

このまま一生社会に馴染めなくて野垂れ死ぬ気がする。どうして生まれてきたんだろうと毎日後悔ばかりしているよ。

最近の生活

パソコンの充電器が壊れてしまった。

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1年保証で新品を送ってもらう。メールでやり取りしてるときに日本語が変だったから不安だったけど、スピーディーな対応をしてくれた。ありがたい。

 

二日ほどノーパソコンで過ごした。退屈だったよ。やっぱり依存していたんだなぁと思った。まぁ、そのかわり読書が捗った。

 

先週は髪を切って、ハロワに行ってきた。数年ぶりでずいぶんと様子が変わっていた。とりあえず求人を眺めるだけして帰る。建物を出ると男性に「仕事お探しですか?」と声を掛けられた。怪しかったので「大丈夫です」と断って、足早にその場を離れる。たぶん人材派遣かなんかの勧誘だろう。タコ部屋斡旋かもしれない。

 

帰る途中に自撮り棒を取り付けたスマホに向かってブツブツと喋る二十歳くらいの男の子を見かけた。ネットの生配信かな。いつも画面越しに見てるから、リアルで見れたのはちょっと感動だった。なんとなくツイキャスかニコ生っぽい感じがした。

 

今週観たもの、読んだもの

 

万里の長城マット・デイモンってどないやねんと舐めてた。しかし、序盤の戦闘シーンにノックアウト。あとはもうこまけえことはいいんだよモードでルンルンに楽しめました。鶴隊が何の迷いもなく飛び降りて怪獣に食い殺されるところを見てると「よく死んだ!!」とマットマックスのウォーボーイズ的賛辞を送りたくなりました。あとジン・ティエンの凛々しさがたまらんかった!

 

 

太陽は動かない (幻冬舎文庫)

太陽は動かない (幻冬舎文庫)

 

大作映画みたいなスケールの話。吉田修一ってこういうのも書くんだというのが驚き。

 

 

この著者は高齢だけど、今っぽい感覚を持っているなと思った。本の中では内向型人間であることを強みにしようと繰り返し書いている。タメになったけど、タイトルと内容が合ってない気がした。

 

 

回避性の性格を持った偉人たちの話が面白い。また、三十を越えてから社会復帰した人のことが色々と書かれていて、勇気づけられた。ネットだと「人生オワタ」「詰んだ」みたいな話ばかりだからね。
 
生き直そうとする上で大事なのは自分の状態を知って、安全地帯を持つこと。それは自分のままでいられる場所、例えば家庭やカウンセリングなどが必要らしい。僕の場合はこのブログだろうか。
 
著者のことなんとなく嫌厭してたけど読みやすいし面白かった。まぁ、読んでいて自分のことが書かれまくっていて辛かったんだけど。
 

 

「双極性障害」ってどんな病気?  「躁うつ病」への正しい理解と治療法 (心のお医者さんに聞いてみよう)

「双極性障害」ってどんな病気? 「躁うつ病」への正しい理解と治療法 (心のお医者さんに聞いてみよう)

 

双極性障害はかつては躁鬱と呼ばれていたらしい。Ⅰ型とⅡ型があって、自分は後者かなと思った。ただ、双極性障害とは別に気分循環性障害というのがあって、こちらのほうが当てはまってる気がした。

 

 

なんだかわからんが凄いことは伝わってきた。素粒子物理学量子力学って違うのね。

 

 

研究者の視点から自閉症スペクトラムについてまとめられている。基礎研究はすぐに分かりやすい効果があるわけではないが、少しずつ確実なことを積み重ねることで見えてくるものがあるんだなと感じた。

 

 

深夜特急〈第二便〉ペルシャの風

深夜特急〈第二便〉ペルシャの風

 

インドのカーストが興味深かった。読んでいて辛くなる箇所も多々あった。