ダメケル

三十歳ニートの日記

心の疲れをとる技術

自衛隊でコンバットストレス教官をしている著者が現場で経験したことから考えたことが体系的にまとめられています。疲れのコントロール「ムリ・ムダ・ムラ」の三つのポイントから考えています。

 

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気になった点をいくつか挙げていきます。

 

疲れが溜まりすぎると、考え方や感じ方が変わって、それまでとは違う自分になります。精神的な疲労はなかなか自覚できないのが厄介なところです。

 

そこで筆者は軍隊がよく使う情報収集の視点であるEEIを紹介しています。これは敵がどのような活動をしているか分からないときに、相手の行動を予測し、どのような変化が起こるかを考え、そこに注目して情報を集める方法だそうです。

 

例えば攻撃すると読んだら、「この道路の交通量が増える」といった具合にチェック項目を設定し、情報を処理します。すると漠然と見えていた状況が把握しやすくなります。

 

これを応用すると「疲労が貯まっている」と仮定し、身体の状態を見ます。「頭痛がするな」「酒の量が増えてるな」などの症状が出ていたら、自分はかなり疲れていると自覚できます。

 

また、時間で管理することも有効な手段だと指摘しています。

 

疲れが溜まりやすい原因に、子どもの強さ大人の強さがあるそうです。

 

子どもは成長するに従って体力や知力が向上していき、課題も頑張れば出来るものが多く、勝敗がはっきりしたことが多いです。それに対して大人は年々能力は落ちていきますし、色々な事情が複雑に絡んだ中で仕事をしなければいけません。また、景気などの自分ではどうにもならないことに大きく影響されます。

 

子どもの強さとは短距離走を突っ走る能力で、大人の強さは長距離走を走りきる能力なのです。

 

いつまでも子どもの強さに頼っていては上手くいきません。大人の強さを学び、適度に休み、バランスよく生きること必要になります。

 

さらには頑張らない自分を認めることも大切です。このときに急いで考えを変えるのではなく、新しく追加すると考えます。ムリに変えようとしても、心が追いつていかずに、引っ張られたゴムのように元に戻ることがあります。まずは完璧主義を脱して、適度な目標を立て(七割程度)、実際に行動していくのが大事です。

 

あと、気になったところといえば、所々に若者批判みたいなものが入ってる点でしょうか。「いまどきの若モンは〜」とか言っているオジサンたちって自分が若い頃はバブルで遊び呆けてたわけなんですよね。自分たちの若いときはどう考えてるんでしょうか。安易な若者批判は好きになれません。

 

過去を振り返って仕事をしていたときに、ずいぶんと疲労を貯めてたなと思います。もともと消耗しやすいタイプですから余計に疲れやすいんですよね。また、ついつい子どもの強さにすがるところがあるので、適度に力を抜きつつ大人の強さを手に入れたいと思いました。