ダメケル

三十代ニートの日記

小説の読み方

蝿の王』を読んだ。少年たちが無人島に漂流し、そこでサバイブするというお話。 

蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

 

 面白かった。どう転がっていくのかハラハラしながら読み進めた。

 

島の情景描写が多い。たぶんそれはこの小説の大きな魅力なんだろうけど、どうも退屈に感じられた。僕にはそういう部分の読解力がない。文章を読む時のリズムがある。情景描写だとその場面を想像しながら読むからリズムが崩れる。そうすると同じ行を何回も読んだり、文章が頭に入ってこなくなる。わりと小説は読んでいるけど、これはなかなか直らない。とくに海外小説や古い小説は舞台をイメージしにくいというのもあって、余計にひどくなる。

 

そういえばこないだ読んだ吉田修一の小説で、飲食店のカウンターの席がまばらに空いている様子を「ゴールデンウィークの飛び石連休のよう」と書いていて、あぁなるほどと思った。簡単な比喩でもイメージが頭に浮かべば面白い。読解力を上げて難しい言葉でも想像できるようになりたい。