ダメケル

三十代フリーターの日記

知の整理術

phaさんの新刊『知の整理術』を読んだ。
 
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勉強の方法論が書かれている。まず勉強はラクに、楽しくやることが大事らしい。得た知識を整理するには、感覚に落とし込んだり、制限された状態や環境を作ることを勧めている。さらにインプットとアウトプットの工夫や裏技が挙げられている。インプットでは記憶を強めるテクニック、読書のやり方、五感の活用などがある。アウトプットではネット活用術、ノート術などがある。最後はモチベーション・スケジュール管理についてまとめられ、考え方や時間管理などが書かれている。
 
 
 
印象に残ったのは「メタ情報」
 
メタ情報とは情報についての情報のことである。単語でいえばその周辺にあるものだ。例えば「忖度」という言葉を辞書で引いただけでは知識としては不十分で、実際に使われている場面やどんな人間が使っているかを知っていたほうが「忖度」という言葉を扱いやすくなる。
 
ネットがあれば大抵の情報でもすぐに取り出すことができる。しかし、それを使いこなすにはメタ情報を知っておかないといけない。
 
 
 
この本は勝間和代さんの勉強論の本を下敷きにしているそうだ。内容はまったく違うみたいだが、phaさんが書くから響くものがあるなと思った。とくにモチベーションについて書かれた箇所は普段「だるい」といってる人だからこその説得力があった。
 
勝間さんの文章に発破をかけられ「やるぞー」となる人間とphaさんの文章に興味をくすぐられ「やるか」となる人間がいると思う。僕は後者よりのタイプだ。
 
何を言ってるかよりも、誰が言っているかのほうが大事とされることが多い気がする。同じことを言っていても、Aくんなら素直に聞いてもらえるが、Bくんだと馬鹿にされたりする。
 
 
 
細かい方法論がたくさん載っていて、内容の濃さはこれまでの本の中でも一番じゃないだろうか。一回では頭に入り切らないので、繰り返し読んで勉強術を学んでいきたい。
 
人生にゆとりを生み出す 知の整理術

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