ダメケル

三十代ニートの日記

あのときのあの子

最近、自分が発達障害だなと思ってしまう。たぶん自閉症スペクトラムASDだ。
 
症状としては「コミュニケーションが苦手」「自分と他者の混同しがち」「0か1の極端な思考」「感覚過敏」「妙なこだわり」など。まぁ、医師の診断を受けたわけではないし、性格的な部分もある。ただ、物心ついたときから持っていた違和感が発達障害というカテゴリで解消されたことも感じている。
 
スポーツでは正しいとされているフォームがある。投げ方、走り方、飛び方、打ち方と競技によっていろいろとある。間違ったフォームというのは身体に合ってないのでどこかでムリが生じて、ケガの原因となる。ただ、ケガするまでは普通と変わらずに動くことができる。つまり、自分が間違っていたと気付けない。
 
僕は今まで間違ったフォームで生きてきたんだと思う。それが二十代後半で限界にきたんだろう。生き方を変えなければいけない。でも、それは頭ではなく身体を伴った実感や経験が必要なのだ。要はなにか行動を起こさないといけない。
 
というような振り返りばかりをしている。そこで思い出したことがある。昔、販売のバイトをしていたときに一緒に働いた女の子のことだ。
 
二十歳の大学生だった。担当する売り場が違ったので直接は知らないが、他の人から愚痴をよく聞かされていた。仕事が出来ないという文句であった。
 
いろいろとある。例えば、メモを取れない。要点だけではなく喋っている言葉を丸々書いてしまう。他には優先順位がつけられない。どうでもいいことに集中してしまう。そして極めつけはお客さんを怒らせる。ちょっとした言葉遣いやアクセントが変なので、人によっては勘に触るらしくよくクレームがきていた。
 
いま思えばあの子は発達障害だったかもしれない。そのときはそんなことは知りもしなかったので、大変な子がいるな程度にしか思わなかった。結局その子はすぐに辞めていった。
 
よく発達障害は職場でのサポートが大事だと言われているけど、あの環境の中では出来るかと言われれば微妙なところだ。なによりお客さんにとっては知ったこっちゃないだろう。
 
あの女の子には自分の能力を活かせるような職場と巡り合って欲しい。