ダメケル

三十代フリーターの日記

2つでいいですよ

アマゾンのポイントが100円分あったので映画でも借りようと思ったら、レンタルにはポイントは使えないらしい。仕方ないのでお金を出す。100円くらいなら問題はない。

 

見た映画はブレードランナー。新作が公開されるから見てみようと思った。十年くらい前に一度見ているけど、そのときは途中で寝てしまった。当時の僕はオタクに対して憧れを持っていて、岡田斗司夫の「オタク学入門」を読んでいた。本の中でブレードランナーは凄い映画だと書かれていた。オタクになるために見ようと思ったけど、僕には合わなかった。名作だから凄いと思わなければいけないと変なプレッシャーを感じてしまった。そもそもオタクって目指すものじゃなくて、好きなものを追いかけていたら勝手になってしまたものではということを後々気づいた。

 

いま見るとやはり退屈なところはいなめない。主人公の動機づけや明確な対立が薄いのでストーリーを引っ張る力がないのだと思う。じゃあこの作品がなんでこんなに評価されているかというと世界観が凄かったからだ。後のポップカルチャーに多大な影響を与え、ブレードランナーフォロワーを大量に生み出した。けど、僕みたいなブレードランナー以降に生まれた人間はその劣化コピー版を見すぎていて、オリジナルに対してそんなに感動を覚えないのかもしれない。

 

そういうことを考えながらなんとか最後まで見通せた。反逆レプリカントのロイが個人的には良かったー。