今週は祖母の家に行っていた。体調が悪くて入退院を繰り返してる。その姿を見ていると、「老人」になったなと感じた。自分もやがてあんな風になると思うと人生って一体何なんだろうと考える。
祖母は昭和九年生まれ。この年をwikiで調べたら、満州で溥儀が皇帝になったり、ヒトラーがドイツで自分の権力を確立していた時期だった。そんな時代に生まれたんだと思うとちょっと感動すら覚えてしまう。ちなみに筒井康隆と同い年。祖母を見てると、康隆やべぇと思う。なんでそんなにアクティブなのか。
近々のブログでは暗い文章を書いてしまった。最近は浮き沈みが酷い。酒の量も増えた。いっそのことデカイペットボトルサイズのウイスキーを買おうかなと思ったよ。そんなの買ったらアル中まっしぐらだから自制してるけど。
飲む酒がストロングゼロからハイボールに変わった。アルコール度数は同じくらいなのに酔いのスピードが遅くなった。やはりストロングゼロには強力なパワーがあるに違いない。
毎日、ハロワ検索はやっている。とにかく見るだけでもいいから続けよう。
Youtubeで車中泊やソロキャンプの動画を見ている。なんだか落ち着く。車がほしいなとちょっぴり思うようになった。
phaさんのnote継続購読中。今月から自動で延長されるようになったようだ。だるそうな日常があいかわらず良い。最近の活動や過去に雑誌で掲載された文章が合わせて紹介してくれるのもありがたい。
今週観た、読んだモノ
- 作者: 森達也
- 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
- 発売日: 2010/11/26
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麻原彰晃に対する日本社会の在り方を批判し、なぜあの事件が起こったのかを考察している。事件は個人のビジョンというよりは、麻原と幹部たちの相互作用に原因があるのではないかと指摘。
マスコミが「分かりやすいこと」「過激なこと」が需要があると勝手に思い込んで、センセーショナルな報道を繰り返す。社会はそれに煽られて、黒か白かを明確な形で表そうとする。やがて人々は事実よりも空気に流されるようになる。
何かの情報に触れるとき、これは誰かの意図が入っていると意識すること。また自分の認識も何らかのバイアスが掛かっていることを頭の片隅にでも置いておく。
ヨーロッパに近づくほど物価が上がっていくのが印象的だ。清濁の活力に溢れるアジアからギリシャへ。ここはどことなく死の静寂さが感じられた。たくさんの廃墟があり、とくにスパルタは高潔な破壊があった。後腐れないといった感じ。
実際に旅をしているような感覚になって、読み終えたときはなかなかの達成感があった。文章も味わい深くて何度も読み返したいなぁと思えた本。
大野くんの飄々とした雰囲気が役とピッタリだった。映画のテイストがコミカルなのかシリアスなのかどっちつかずでイマイチ乗れなかった。金で動く忍者って設定は良いと思うんだけど、それを活かしきれてないような。組織的な戦いをする侍と個で戦う忍みたいな対立軸をもっと明確に見せても良かったのでは。
冬に飽々している。早く暖かくなってほしい。