ダメケル

三十代フリーターの日記

最近の生活

今週は地震があった。僕が住んでいるところはたぶん震度4、5くらい。軽い揺れが始まったと思ったら、ドーンドンドンという感じで強くなっていった。完璧に固まってしまった。頭の中では火の元は大丈夫か、靴はどこにあるかと考えていたけど、行動には移せなかった。まぁ、揺れる最中に動くのは危ないかもしれないが。

 

親知らずを抜いて一週間が経った。経過は良好で、痛みもせず腫れもせず。今週抜糸に行っておしまいだ。十年間くらい放置していたことに終わって軽やかな気分。

 

かしこいと思われたい。物知りと思われたい。趣味が広いと思われたい。でも、実際のところ頭は悪いし、物は知らないし、趣味っていうかネットで見た程度の浅い知識しかない。話が下手なくせに衝動にまかせて喋るので、だいたい変な空気になってしまう。

 

他者の視点に自己評価が入り込むことがある。他人にこう思われているというのは、自分がこう思っているというのを裏返しにしたにすぎない。

 

ダンジョンメーカーをやっている。スマホでプレイできる買い切り型のゲームだ。操作は簡単でサクサク進めるわりに戦略性もあって面白い。いい感じに頭がぼーっとできてよい。無になるときはゲームをしよう。

 

今週観たもの、読んだもの

面白かった。いわゆるグランドホテル方式で一つの場所で登場人物が出たり入ったりを繰り返しながら物語は進んでいく。それなのにどの人にも存在感があって、そこに生きている匂いがあった。この世界に入っていきたいと思わせてくれた。コメディ映画だけど、死のイメージもあって、それが深みを与えていた。

 

<あの頃映画> 拝啓天皇陛下様 [DVD]

<あの頃映画> 拝啓天皇陛下様 [DVD]

 

タイトルとパッケージで戦争映画かなと思っていた。実際は昭和初期から中期にかけて生きた変な男の物語だった。寅さん以外の渥美清というのが新鮮。

 

読者から投稿された話が集められている。どれも短くて、中には一行の話があった。クスッと笑えたり、背筋が寒くなったり、バラエティに富んでいる。本当かどうかは知らないし、なんか思い込みみたいな話もあるけど、そのツッコミは野暮なのだろう。

 

らも―中島らもとの三十五年 (集英社文庫)

らも―中島らもとの三十五年 (集英社文庫)

 

素敵な本だった。中島らもの新しい一面を発見したような気分。これ映画にしたら絶対に面白いと思った(薬物関係のエピソードがあるので色々と難しいだろうけど)らもが灘高時代に美代子さんとの出会うところがなぜか一番胸に来た。

 

殺したい蕎麦屋 (新潮文庫)

殺したい蕎麦屋 (新潮文庫)

 

ちょっと前にタブレットで注文する居酒屋が増えてきて寂しいみたいな文章をネットで読んだ。そんなに人と繋がりたいなら個人の居酒屋に行けと思った。タブレットのある店なんていうのは大抵チェーン店であり、いかにシステマチックに客をさばけるかが大事なのである。そういうところに繋がりを求めるのが馬鹿なのだ。この本はそういう本だった。