ダメケル

三十代フリーターの日記

夜行バスに乗り遅れた話

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昔、東京に行くのに夜行バスをよく使ってました。三列独立シートの場合だと、新幹線片道分の値段で往復できます。

 

出発のときは良いのですが、帰りが不安でした。東京は人が桁違いに多くて道も複雑怪奇。最初はバス集合時間の一時間前にはいるようにしてました。

 

ところが何回も行くうちにだんだんと慣れが出てきます。「山手線?余裕!」「中央線?便利だよね」。あるとき予約の関係上、いつもと違う乗車場所のバスに乗ることになりました。新宿都庁のバス発着所出発のバスです。

 

じつは一度、都庁には来たことあったのでだいたい分かるだろうと思ってました。それでも三十分前には新宿駅に到着しました。ところが集合場所がどこかさっぱりわからない。当時、悪名高いスマホREGZA Phone IS04」 を使っていて、GPSがまともに動かないわ、やたら遅いわ、電源が落ちるはで散々でした。

 

なんとか集合場所にたどり着きましたが、なんとバスは三分前に発車していました。これじゃあ金を払った意味がない。係員の人に

「キャンセルってできますか?」

「発車後のキャセンルはできません」

「ですよねー」

横浜で止まるからそこから乗ることもできますと言われました。でも、横浜なんてもっと土地勘がないので、バスは諦めました。

 

結局、ビジネスホテルに泊まって、朝の新幹線で帰ってきました。翌日仕事だったのでどうしても帰らないといけなかったのです。痛い出費でした。

 

慣れない土地でバスに乗るときは要注意ですね。駅前で発着するようなバスならいいんですが、独立した場所だと迷います。新宿は魔境だなと骨身に沁みました。