ダメケル

三十代フリーターの日記

最近の生活

 暑い。日差しが強くなってきた。ここからどんどん気温が上昇していくのかと思うと、ウンザリしてくる。

 

 Spotifyが3ヶ月980円というキャンペーンを始めたので登録。音楽系のサブスクの中では一番使いやすいと思う。

 

 映画監督の森達也の本を何冊か読む。 

 

  超能力や心霊なんてあるわけねーだろと思っている人間なんだけど、これを読んでいると「むむ不思議な力は存在するのかもしれない」と思ってしまった。 なんというか、超能力者や心霊能力とかって思い込みの力じゃないかな。スプーン曲げで有名な超能力者が「本当にUFOがいると思って夜空を見上げたことがあるのかよ」と言っていて、まぁたしかにそうだよなと納得してしまう。しかし、超能力ならまだ分かるけど、宇宙人に会ったや火星にテレポートしたというのはよくわからん。 最後にDAIGOが出てきて、メンタリズムで超能力はないという。逆に言うと、超能力者は無意識にメンタリズムをやってることに? あるかなしかの二元論じゃなくて、ちょっと視点を変えることって大事だなと思った。

 

 

  映像の暴力性や不確かなことに自覚的ではあったが、それでも改めて実感したし、マスコミの無自覚さも痛感した。大量の情報か流れるほど、思考は鈍化していき、答えは白か黒かの二者択一になっていく。

 この本を読んだときに、二十年ほど前にテレビで見たひきこもりのドキュメンタリーを見た。その人は十代のときから引きこもっている人で当時で四十手前くらいだった。彼が冷凍パスタをもりもり食うシーンがなぜか強烈に印象に残っている。

 もう消されたけど前にYoutubeにアップされていた。改めて見て、引きこもりの男性よりも撮影しているディレクターの方に目がいってしまった。ディレクターの奥さんが精神的に不安定な人で、出産を通じて引きこもりや実家に帰ってしまうところが映されていた。たぶんディレクターも葛藤していたと思う。長年引きこもった男性をテレビに晒していいのか、自分はどうなんだと。だから、あえて自分の家庭を晒したのかもしれない。昼のワイドショーで怖いもの見たさで取り上げる下衆な連中とは志が違った。しかし、映像として受けるのは後者なんだよね。

 

他にもいくつか読んだけど、述語はすでに決まっていて、主語がそこに当てはめられていくという言葉が印象的だった。