ダメケル

三十代ニートの日記

マトリックス レザレクションズ

マトリックス レザレクションズ』を観てきた。公開翌日の土曜の昼過ぎの回で、席は七割方埋まっていた。休日のせいかカップルが多かった。


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 僕はマトリックス直撃世代で、高校生のときにリローデッドを劇場に見に行った。カッコいいアクションと哲学的なテーマの組み合わせが好きだった。

 

<ここからネタバレを含みます>

 

 今作は監督のラナ・ウォシャウスキーの内面が色濃く反映されている。ほとんど私小説といってもいいくらいだ。メタ的な構造やセリフ、過去作の映像を繰り返し使うなどして、これまでのシリーズと似ているようで微妙に違う雰囲気が漂っている。なんとなくエヴァンゲリオンに近いものを感じた。

 キャラの比重がネオからトリニティに移っているのは、おそらくトランスジェンダーのラナの性別移行を表現したものではないだろうか。一番最初のマトリックスにあった「信じる力」というキリスト教的な説教臭さが、レザレクションズでは「本当の自分になる」というLGBT的なメッセージに置き換わったように思えた。

 テーマ性が高くなったせいか、アクションや絵的なカッコよさには正直期待はずれ感があった。中二病を擽るような戦闘シーンが観たかった。唐突に出てくる日本らしきところでの新幹線っぽい場所のシーンは良かったけど。