今月から契約社員になってフルタイムで働いている。38歳にして初めて「社員」と名の付く肩書を得た。就職した会社はタイミーで一年ほど働いていて、今年になってバイトとなり、年度が切り替わる時期で契約社員に誘われた。 脱ニートして二年になるので、このタイミングで一度チャレンジしてみようと思った。
一応、面接はあった。空白期間はウェブ系の個人事業をやっていたと答えた。実際、アフィリエイトをやっていたし、知り合いのお店のホームページを作ったこともある。まあ、そこはあんまり突っ込まれず。すんなりと採用されたのは、一緒に働いてきた現場の人たちが後押ししてくれたところが大きい。普通に応募してたら書類で落とされたかもしれない。
もう一つタイミー含め二年くらいバイトしてたところがあって、最後の出勤日にパートのおばちゃんたちが「がんばりや!イヤになってたら戻ってきなよ」と言ってくれて、思わずウルッときてしまった。
とはいえ勤務開始までは不安で仕方がなかった。このままバックれようかなと思ったくらいだ。酷いときは貯金があるからまた引き篭ろうとかなり真剣に考えていた。業務内容はわかっているし、知っている人も多いんだけど、労働時間と責任が増えるのが怖かった。他の部署の人とも関わらなきゃいけないし、そこで嫌な人がいたらどうしようとかグルグルとネガティブが広がっていた。自分には調子の波があって、フリーターのときはある程度働くことに融通が効かせられたけど、フルタイムとなるとそうもいかなくなってくる。プレッシャーで押しつぶされそうだった。普通に新卒で働いてたら、こんな重圧は22,23歳で通り過ぎるんだけど、38歳にしてぶつかってくるわけだ。
初出勤日もずっと憂鬱だった。ただ仕事が始まれば眼の前のことに集中すればいいので、なんとかやれる。ただやることが増えて、なかなかうまくできないのがストレスだった。周りは大丈夫だよーと優しく言ってくれるが、 その優しさが返ってしんどかった。一週間くらい経ったあたりで一回本気でバックレようかと思った。時期的にも退職代行のニュースをよく見かけたし、実際ラインでやめる内容の文章を書いて送ろうとしていた。
たぶん昔の自分なら飛んでたと思う。ギリギリ飛ばなかったのは、いい加減逃げるのも面倒くさいし、今の職場はそんなに悪くないところだからだ。給料が安く休みは少なめだが、残業はないしルーティンワークだからストレスがあまりない。まだまだ仕事は上手くできないし、朝の通勤は憂鬱で仕方ないけど、あと少しはかんばってみるつもりだ。本当にキツくなったらやめるかもしれないが、まだ続けられそうな感じはある。
というわけでフリーター編が終わり、契約社員編が始まった。ニート時代は社会復帰するぞと意気込んでも三日坊主で終わっていた。でもそれを繰り返してくうちに、歯車が噛み合って外に出ていけるようになった。気負わずに気づいたらここまで来たので、これからもそんな感じで行こうと思う。
働くって良いなと思うときもあれば、働きたくない逃げたいと思うときもある。この振り子の中で生きていくしかないのだろうか。