健康診断の検便で引っかかった。便潜血。字の通り便に血があったということだ。
出勤時にお腹が痛くなったり、仕事中やたらとオナラがでることがあって、ストレスが腸に出やすい体質とは自覚していた。でも、まさか再検査を受けるレベルだとは、軽く凹んでしまう。
近所の内科に行って、大腸カメラ検査を受けることになる。場合によっては手術などもあるそうなので、保険に入っておけば良かったなと少し後悔した。
検査前日。緊張が高まってくる。普通に考えてお尻にカメラケーブル突っ込んで、ポリープがあったら切り取るなんて正気の沙汰じゃないだろう。色々と不安なことが頭をよぎる。すると急にお腹が痛くなってきた。そういえばここ最近は腹の調子が良くないような気がする。やっぱり何か起こっているのか。
ちなみに前日の食事に関しては消化が良い食べ物が推奨される。事前渡された小冊子にはオススメの食べ物が載っていたが、クッキー、クラッカー、キャラメルは食べられるのが意外だった。とりあえずこの日の食事は量を減らし、脂っ気のない&食物繊維がない食べ物を中心に選んだ。そのせいか夕方以降の空腹感がつらかった。前日の夜に飲んだ下剤は特に味はなし。夜中に起きてトイレに駆け込むことはなかった。
当日、朝から絶食である。食べられないとなるとなぜか無償に何かを食べたくなってくる。
特にコーヒーが恋しくなった。検査の4時間くらい前から下剤を飲み出す。これがマズい。スポーツドリンクみたいと聞いていたが、ポカリに梅干しを混ぜたような味だった。
コップ一杯を10分〜15分かけてチビチビ飲んでいく。全部で2リットルはある。飲みだして30分後くらいに最初の便通が来て、そこからどんどん間隔が短くなってくる。だいたい10回はトイレに行った。辛い。黄色透明になるまで出すそうなんだけど、切り上げるタイミングが分からなかった。
そして、病院へ。最初にガウンと検査用のパンツを渡された。物々しい機械が並ぶ部屋に連れて行かれ、ベッドに寝かされる。血圧や心電図のセンサーを取り付けられ、点滴から鎮痛剤を流し込まれた。
なんとなくボーッとしてきてたなと思ったら、次の瞬間には検査が終わっていた。これはすごい。麻酔やばい。お尻が少しヌルッとするくらいで特に痛みもない。やや身体が重い感じがするも、普通に歩けて着替えられるレベル。
その後先生から結果を聞かされる。軽度の痔があったくらいで、あとは異常なしと言われた。とりあえず一安心。いっときは大腸がんとかやばい病気ではないかと本気で不安になっていた。少し休憩してから病院を出る。料金は6000円程度だった。
帰宅後はうどんを食べた。食後にアイスコーヒーを飲んでようやく人心地つけた。検査で何も問題がないことが分かったのはいいが、ここ最近の腹の不調は結局精神的なモノだったのか。それはそれでめんどくさいことではあるが。
人生初の大腸カメラは寝ている間にサクッと終わった。そろそろ体にガタが出てくる年齢に差し掛かってきたことを実感した。健康にはそれなりに気を遣っているが、やはり病気になるときはなってしまうものだ。大袈裟かもしれないが死ぬことをちょっと意識してしまった。改めて自分が何をやりたいとかもっとしっかりと考えた方がいいのではと思った。まぁ、こんなのはすぐ忘れるかもしれないが、とりあえず何か保険にでも入っておこうかな。