ダメケル

三十代ニートの日記

家族が苦手

昔、服屋でバイトしていた。服屋といってもお洒落なところではない。量販店のカジュアルな雰囲気で、靴やアウトドア用品なんかも売っていた。郊外にあるよくあるファミリー向けのお店だ。僕はそのとき家族が苦手ということに気づいた。

 

お父さん、お母さん、子どもとセットになった人間を接客するとき嫌な緊張感が走った。別に何をされたというわけでもないのに極力そういうタイプの客は避けていた。なんというか得体が知れないのが怖いのだ。

 

実の両親もよく分からない。自分とは違う人種だと感じる。自分がこうなったのは半分は親のせいだと思っている。実際に育て方が悪かったと謝られた。今更そんなことを言われても完全に後の祭りである。

 

そういえば親戚というものも好きではない。どう接していいか分からない。そんなに親しいというわけでもないくせに他人ではない。微妙な距離感だ。また厄介なことにうちは親戚が多い。

 

あと、年賀状の裏面に「◯◯家は今年も賑やかです」という文章と家族写真なんかがあると、気味の悪い虫の交尾を見ているような気分になる。

 

自分が家族を作れないという負い目からなのか、自分の子ども時代を思い出してしまうからなのか、理由はたぶんいろいろある。ここまで書いてきてこの気持を「苦手」「恐怖」と表現してきたが、本当はもっと別の感情なのかもしれない。壁を感じるというのがもしかしたら適当な言葉なのかも。

 

三十を越えると周りに家族が増えていくし、周りから家族作らないのというプレッシャーもかけられる。今後、余計に家族というものが嫌いになりそうだ。