ダメケル

三十代フリーターの日記

一分間トーク

ニートをやっていると人としての色々な能力が落ちていく。とくに「話すこと」の劣化ぶりがヤバイ。言葉を発さなければいけないときに頭が真っ白になって何も出てこないことが増えるし、ちょっと会話しただけでやたら疲れるようになる。

 

そこで話すことを練習してみようと思った。最初はYoutubeやネット配信なんかを考えたがどうにもハードルが高すぎるので、スマホの録音機能を使うことにした。毎日一分間、適当なことを喋る。なるべく事前の準備はせずにその場の即興で話す内容を組み立てていく。天気やニュースや普段考えていることなどをスマホに向かってボソボソと喋っている。ちなみに一分間で喋れる文字数というのは三百字程度であり、ちょうどいまくらいの文量である。

 

もう二十日くらい続いているのでそろそろ難易度を上げても良いかも知れない。発声を意識してみたり、時間を三分に伸ばしてみたりと。いまの課題は話すときにやたら「えー」と言ってしまうことだ。「えー、おはようございます、えー今日もはじめていきます、えー」みたいな感じ。言わないようにしたいが、そうすると喋れなくなる。ネットで対策を調べたところ「腹筋で語尾を切る」「喋りだしを低くする」などの方法が見つかった。意識して取り組んでいきたい。

 

しかし会話というのは、話す内容を考えながら、口を動かし、なおかつ相手の反応を見るという非常に高レベルな行為だなと思う。むしろこれを完璧にできる人のほうが少数ではと最近感じる。