ダメケル

三十代フリーターの日記

だから今日も本を読む

本を読む人がどんどん減ってるらしいが、文字そのものに触れる機会というのは、今の時代が人類史上最も多いのではないだろうか。SNSや動画では短い文章が大量に流れてきて、目に飛び込んでくる。

 

ただ、そういう場合はついつい自分の好きなことや思っていることばかりを確認するような読み方になってしまいがちだ。いい意味では思考の補強だし、悪い意味では視野が狭くなっている。もちろんこれは本を読む上でも起こることなんだけど。

 

僕は趣味読書ととりあえず書くくらいには本を読んでいる。読みたいからというよりは、ほかにやることがないからだ。本はコスパ最強の暇つぶしアイテムである。

 

でも、そんな読書だから、文章が上手く頭に入ってこないときがある。文字がスルスル滑っていくというか、頭に染み込んでこない。そういうときは読むのやめたらいいんだけど、やめてもすることないのでとりあえずページは開いておく。あまり良くない読書だ。

 

脳のチューニングが上手くあえば、活字に没頭できる。小説なら情景がアリアリと浮かび、登場人物の息遣いが聞こえてくる。でも、そこまで入り込める本自体なかなか少なかったりする。

 

最近は電子書籍ばかりだったので、たまに紙の本を買うと、その匂いがたまらなかったりする。危ないクスリをやるみたいに思いっきり鼻に吸い込んで悦に浸っている。