今年読んだ本

今年読んだ本は102冊。8割は図書館、2割は購入。

印象に残った本をまとめていく。

方法序説 (岩波文庫)

古典を読もうと思って手に取った。思考の方法をまとめた本。哲学者って机に向かって考えている印象だったけど、デカルトは色々なところに行って、色々な経験をしながら、哲学をしていたようだ。「我思う故に我あり」の手前に4つの考え方の指針があって「確実なところから始める」「最小の単位まで分解する」「簡単なところから難しいところへ」「復習する」みたいなことが書いてあった。教科書なんかでは一文しか紹介されないけど、実際読んでみるとずいぶん印象が変わった。

殺人出産 (講談社文庫)

命や恋愛に対する考えが違う世界の短編集。異常性を感じながらも共感してしまう面白い小説。

火花 (文春文庫)

漫才青春モノかなと思っていたけど、「笑いとは？」「表現とは？」みたいな深いところまで踏み込んだ小説。

笑いのカイブツ

リトルトゥースなのでずっと心を揺さぶられまくった。作家として成功してほしい。

日蝕 (新潮文庫)

これがデビュー作ってなんやねん。

「昔はよかった」病 (新潮新書)

痛快な読み物だった。

漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)

肉子ちゃんの姿がありありと頭に浮かんだ。

沈黙 (新潮文庫)

宗教ってよく分からないけど、なんとなくキリスト教のことを知れた。

あしたは戦争: 巨匠たちの想像力[戦時体制] (ちくま文庫)

いろいろな作家さんの短編が集められている。筒井康隆や小松左京は鉄板。

教団X (集英社文庫)

 この小説を読んでから、少し考え方が変わった気がする。

百冊読もうと決めて二年目。来年も百冊を目標にしたい。読みたい本が溜まってるので消化していかないとなぁ。

今年見た映画

今年見た映画は110本。アマゾンプライムかレンタルで見た。映画館には一回も行かなかった。

 

良かった作品を適当に並べていく。

 

葛城事件

 ラストの素麺を啜る音が耳にこびり付いている。映画中ずっと自分の家族を見ているような気分だった。あそこまで崩壊してないけど、まったく違う世界とは思えなかった。

 

イミテーション・ゲーム／エニグマと天才数学者の秘密(字幕版)

 人類史に残るほどの偉業を成し遂げたのに、待っていた結末に号泣メーン。

 

血と骨

北野武の存在感たるや！葛城事件にも通じるものがあるなぁと感じた。暴力的な父性みたいな。

 

野火

三日くらい引きずった。道端に転がる死体、一方的に撃たれまくる兵隊、同胞を食おうとする兵士などショッキングなシーンばかりだけど、とくに日本に帰ってきてからの食事シーンはやられた。原作も読んだ。

 

日本で一番悪い奴ら

笑えて怖くなる。中村獅童の「アマレスだよ！！」が最高。

 

ザ・コンサルタント(字幕版)

ラストで涙が出た。言葉にはせずに心の奥で信念を持っている人に弱い。 

 

父親たちの星条旗(字幕版)

太平洋戦争ではアメリカ側も疲弊していたのが驚きだった。イーストウッド映画は心をかき乱してくる。

 

怒り

役者の演技が良かった。

 

LOGAN／ローガン (字幕版)

X−MENシリーズはあまり知らないけど、この映画にはジーンときた。

 

この世界の片隅に

ほのぼのとした雰囲気だからこそ、戦争の残酷さがくっきりと浮かび上がっていた。玉音放送後の反応が意外だったんだけど、あの時代を生きていたらそういう風になるんだろうと思った。

 

ニートになってから100本映画を見ようと決めて、今年で四年目になる。さすがにしんどくなってきたので来年は目標50本にしよう。

出かけた

ちょっとした用事で大阪に行った。

調子が悪いときは人通りが多いところや電車に乗っているとパニック障害っぽい感じになるんだけど、昨日は大丈夫だった。

平日昼間の電車は良い。のんびりとした雰囲気の中で流れる景色を見ているといい具合にボーっとできる。そういえば昨日は若い鉄オタをちょくちょく見かけた。たぶん冬休みなんだろう。一人鉄オタはじっと運転席を眺め、グループ鉄オタは鉄道談義に花を咲かせていた。やはり何か好きなものがあるのはいいなと思った。僕は鉄道というか乗り物や機械みたいないわゆるホビーにはあんまり興味がない。そういうのに熱中している人の話を聞くのは好きなんだけど、その対象にまでは関心がいかない。

夕方に帰宅。せっかくなんで外食でもしようかなと思ったが、寒かったし疲れたので辞めておいた。軽く吹雪いてたりして、本当に身体が冷えてしまった。年々、寒さに弱くなっている気がする。軽い頭痛があってすぐに寝たらこんな時間に起きてしまった。

雪雪て

ブログとは別に日記を書いている。もう三年くらい続いている。年末なので読み返していたら「働かなきゃ」「調子悪い」「お金ない」「運動しなきゃ」みたいなことばかりを書いていた。

それ以外だと体重が減っていることに気づいた。ここ半年で-3kg落ちた。痩せているのでこの数字は大きい。

もともと太っているわけではないんだけど、同年代の人たちは腹回りにお肉が付き始めている。家系を見ていると太る体質ではないが、両親は年相応の身体にはなっている。自分もなにか意識したほうがいいのかなと思って、糖質制限をゆるくやっている。ご飯やパンの量を減らしているレベルだ。それなりに効果はあったらしい。

運動もゆるくやっている。たまにジョギングしたり、思い出したように筋トレしたり。ストレッチは風呂上がりに毎日やっている。もうちょっと運動量は増やしていきたい。

しかし、もし働きだしたらストレスで食いまくるかもしれない。酒の量も増えるだろう。同い年くらいの人が太ってるのってそういうことが原因だから仕方ない部分もあるんだよね。まぁ、ニートでも太っている人はいるが。

とにかく体重をあまり増やさないことが大事。増えてから減らすよりも、ちょっと増えたときにちょっと減らすを繰り返したほうが良い。

別に長生きしたいわけではないが、健康ではいたいなと思う。今まで健康診断なんてしたことないから、何かとんでもない病気にかかっている可能性もあるんだよな。

今年買って良かったモノ

ニートなので大したものは買ってないが、年末ということで書き留めておく。

あずきのチカラ目もと用

ネットしか時間つぶしの方法がない。パソコンやスマホの画面を一日中見ていて、眼精疲労から頭が痛くなったりする。タオルをレンジで温めて目に当てていたが、軽いので上手くほぐれない。これだと適度な重さがあるので目にしっかりと乗る。

寝る前に付けている。じんわり温かくなって良い。小豆の匂いがするけど、好きなので気にならない。上限はあるみたいだけど繰り返し使えるのでコスパよし。

MOLDEX 耳せん 5ペア パックCAMO 米軍耳栓(モルデックス カモプラグ)

これのおかげで睡眠が深くなった気がする。ネットでは手頃な値段で売られていて、クレカのポイントなどを消化するのにちょうどいい。

mineo エントリーパッケージ au/ドコモ対応SIMカード データ通信/音声通話 (ナノ/マイクロ/標準SIM/VoLTE)

3月に切り替えた。いまのとこ不便なく使えている。三大キャリアが低価格路線を打ち出しはじめたが、まだこちらのほうが断然と安い。ただ、格安携帯同士での競争が激しくなってるみたいでmineoは大丈夫かという不安はある。

来年はもうちょっとマシなものを書けるようになりたいなあ。

クリスマス

昨日はとてもダウナーだった。悲観的な文章を書いてしまった。お酒呑んで、お菓子をたくさん食べた。多少気分が良くなったけど、こういうことを繰り返すと酒浸りや太るんだろうなと思った。

日本放送のミュージックソンを聴いてる。今年はオードリーがメインパーソナリティだ。クリスマスソングを繰り返すのでようやくそれらしい気分が出てきた。出るだけでとくに何もないんのだが。

三十回目のクリスマスも味気なく終わりそうだ。子供の頃はプレゼントや豪華な食事が楽しみだったな。貰えるものをリクエストするときになぜか三千円までという設定があった。中古のゲームしか買えないよ。この時期は玩具屋やゲーム屋の広告を食い入るように見ていたっけ。

辛いなぁ。辛い。

駄文

やることがないのでネットばかりやっている。でも、ネットには精神を削るような情報がたくさんある。三十までに就職しないと、誰々が炎上、誰と誰が喧嘩、ブラック企業、セクハラ、パワハラ、少子高齢化、酷い犯罪、北朝鮮のミサイル。そういうものを大量に浴びていると次第に気分は沈んでいく。落ち込んだままだと何もする気が起きなくて、もうどうでもいいやと投げやりになってしまう。ネットなんかせずに軽く散歩でもして美味しいものを食べたら「やるか」みたいな気分になって前を向けるかもしれないけど、外は寒いしお金もないのでダラダラ部屋に篭もるしかない。最近実は僕はヘラっている方が好きなのかもしれないと思うようになった。嫌な状態だけど心のどこかでは喜んでいるような気がするのだ。内向的なときは何を見ても聞いても悪く捉える。認知が歪んでいると分かっていても感じることは止められない。たまに逆に何を見ても聞いてもよしやるか！となるときもある。そんな感じの上下を繰り返しているが、自分はこの先どうなるんだろうか。

最近の生活

クリスマスをそんなに感じない。家にこもりきりでネットばかりやってテレビはあまり見ないからだろうか。毎年、家族と過ごすか、独りで過ごすかなので僻みという感情が湧き上がってこない。そういえばこの時期、フリーターやっていたときは忙しかった。クリスマスが終わっても、年末年始と怒涛だったね。

アマゾンプライムでU-ボートという映画を見た。

U・ボート ディレクターズ・カット(字幕版)

めっちゃ長い。途中休憩を挟みながら、面白く見ることが出来た。潜水艦に興味が出てきて色々と調べたよ。今の時代でも居住環境は良くない。長い間閉所で大人数と仕事するから、協調性やストレス耐性が必要。自分には絶対無理だなと思った。

ひとり飲み飯 肴かな

 primereadingに入ったので読んでみた。お腹が空いて、お酒が飲みたくなる。またおじさん臭い文体がいい。こういう文章を書いてみたい。

とくに代わり映えのない毎日を過ごしている。このまま2017年をゆるく終えそうだ。