ダメケル

三十代フリーターの日記

最近の生活

GW最終日である。とくに何もなかった。イベントといえばネットでニコ生超会議を見たくらいだろうか。

 

先日プレハブ小屋を間近で見ることが出来た。いい感じの大きさだった。しかし、この中にトイレとシャワーとキッチンを付けるとなると、だいぶ狭くなりそうだ。まぁ、その辺は外に付ければいいのだけど。

 

畑で野菜づくりなど始めてみた。何かを始めるときはネットで入念に下調べするタイプだが、そういうことがイヤになってきたので、土耕して種を埋めた。ネットは人を頭デッカチにしてしまうのでまずは身体を動かさないといけない。でも、たぶん野菜づくりは失敗するだろう。明らかに土の状態が良くなかった。それに頻繁に手入れもできない。しかし、それもまた良し。

 

早寝早起きに切り替わった。9時くらいに寝て5時に起きている。

 

今週観たもの、読んだもの

 壮大な物語だった。前評判通りの面白い映画。肉体が良かった。ハリウッド映画みたいなマッチョでもなく、カンフー映画みたいな細マッチョでもない。分厚い筋肉の上に適度に脂肪がついているプロレスラーみたいな体型。女性は女性でエロい。

 

後半雑になるけど、笑えた。老害、ここに極まり。 

 

 観察映画とはテーマを決めずリサーチもしない。ただカメラを回してそこに映るものから映画を作る。被写体との適度な距離感を保つ上でも観察というスタンスが大事。「映画になる」という言葉が印象的だった。観客が知る→見る→語ることの出来る強度を持つ題材が映画になるらしい。

 

 

 

 SFが読みたくなったので手に取った。面白かったけど、最初の一口だけって感じだった。トータル・リコールのほかにマイノリティ・レポートも入っていて、この短さから映画を作る発想が凄いなと思った。

 

 

そして、人生はつづく

そして、人生はつづく

 

旅、映画、小説、舞台、漫画と幅広く取り扱ったエッセイ集。奥さんに先立たれた一人暮らしの寂しさと311以降の東北の様子が重なり合っている。『マイ・バック・ページ』のあとにこれを読んだので圧縮された人生の時間を楽しめた。

 

私の消滅

私の消滅

 「自己とは何か」というありがちな文学的な問いを色々な角度からアプローチしている。社会と悪の関係性についても書かれている。

 

面白くて眠れなくなる数学者たち

面白くて眠れなくなる数学者たち

 

お話は読めたけど、数式アレルギーが…… 

 

 

ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)

ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)

 

 な、なんじゃこりゃ。

 

宝島 (光文社古典新訳文庫)

宝島 (光文社古典新訳文庫)

 

 中学生の頃に読もうとして挫折した本。昔の海外小説はやはり読みにくい。それでも今読むとそれなりに分かるようにはなった。描写や名前がややこしいんだよな。

 

最近の生活

アフィリエイトが調子が良くて、臨時収入が入ったので、当分は生きられるめどがついた。こんなのは延命処置にすぎないけど。

 

トレーニングは続けている。適当に走って、軽い筋トレをする程度。身体を動かすと気持ちいいね。

 

ツイッターが疲れる。ヒマだから見ちゃうんだけど、たまに暴力的な動画が流れてくるのがイヤだ。RTで回ってくるんじゃなくて、◯◯さんがイイねしましたで回ってくることが多い。フィルターみたいなの設定してるけどなんか目に入ってしまう。気分が悪い。

 

暴力は良くない。でも、そこまでいたる過程ってものがあるわけで。普段はめっちゃ仲良くてそのときたまたまケンカしたってこともあるわけだし。そういうところはすっ飛ばして野蛮だ!と言ってネットに吊るし上げるのはどうなんだろう。まぁ、ケースバイケースなんだけど。

 

ツイッター辞めようかなと思ってる。電車の遅延情報とか本やCDの販売日を知るのは便利だけど、ノイズが多すぎる。そもそもニートがどれだけ有益な情報を浴びても意味ない気がする。

 

ああ、デジタルデトックスしなければ。

 

今週、読んだもの

自己愛性パーソナリティ障害のことがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

自己愛性パーソナリティ障害のことがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

 

自己愛性パーソナリティ障害というとニートやひきこもりのイメージが強かったが、ブラック企業の上司やワンマン経営者も含まれることがあるらしい。自己愛が強すぎて他人の気持ちを考えることが出来ないので、パワハラをしたり手柄を横取りするそうだ。この障害は尊大で傲慢な方向に現れる人がいれば、臆病で内気な方向に現れる人もいる。発達障害うつ病過食症などとも関連あり。

 

自分も自己愛が強すぎて他人が見えてないと思うことがあるんだけど、最近は人ってみんなそんなもんじゃないかと思うようになってる。本当に他人のことを考えられる人のほうが少数派じゃないのかな。それとも自分の環境が悪いのか。

 

 

ジブリの文学

ジブリの文学

 

鈴木敏夫は話が上手だし、文章も面白い。昔から好きでよく読んでいたんだけど、最近は自分が捻くれたのか勝ち組の自慢だよなと感じてしまうようになった。

 

本に書かれている若いころの宮﨑駿の仕事量がやばい。若いといっても三十代後半から四十代。ニ〜三時間の睡眠時間で休みなく働いてたらしい。前々から思ってたけど、宮﨑駿って遠目で見る分には面白い人だけど、近くにいたらこのうえなく面倒くさい人なんじゃないだろうか。

 

 

猿の惑星 (ハヤカワ文庫SF)

猿の惑星 (ハヤカワ文庫SF)

 

お話の筋は分かっているのに面白く読めた。原作は文明論や人間論が中心だった。上手く映画にしたなーと思った。

 

 

トリガール!

トリガール!

 

臭うほどの青春小説。他者や社会というものが徹底的に排除されているように思えた。

 

 

愛着障害?子ども時代を引きずる人々? (光文社新書)

愛着障害?子ども時代を引きずる人々? (光文社新書)

 

0歳〜2歳のときに親から愛情を注いでもらえなかった子どもが成長する過程で見せる障害。問題行動、認知の歪み、社会不適合など。大人になって喪失感を抱えることもある。治療にはカウンセリングや安全基地を作ることが重要。偉人たちは愛着障害を持っていたらしく、それが偉業や創作のモチベーションになったそうな。

 

作家が小説で書いていることはすべて本心なのかというのが気になった。もっと複雑な感情じゃないだろうか。

 

 

最新図解 やさしくわかる精神医学 (4816362681)

最新図解 やさしくわかる精神医学 (4816362681)

 

タイトル通り精神医学についてまとめられた本。症状、治療、社会制度などを紹介している。SMやフェチなどの性的嗜好も領域に入っているのが驚きだった。変態って病理なのか。

 

本文とは関係ないが、暴飲暴食って健康に悪いって分かるのに、ネガティブ思考ってそういう感覚があんまりないなと思った。 

本を売るなら

ブックオフで本を売ってきた。10冊で1000円。こんなもんだろう。

 

ワゴンにVHSテープが投げ売りされていた。「スターウォーズ帝国の逆襲」「めまい」「プラトーン」「1941」などなど。たまらない気持ちになったね。

 

昔、レンタルビデオ屋でバイトしていたことがある。そのときはDVDとVHSの転換期を少し過ぎた頃で、新作で入ってくるものは8:2くらいの割合だったと思う。洋画のVHSは吹き替えか字幕を確認しなければいけないのが面倒くさかった。あと、巻き戻して返却をお願いするっていうのもあった。

 

VHSの実物感を久しぶりに味わったよ。くだびれたビニールの感触やプラスチックのザラつき。あの大きさに映画が詰まっていると思うとワクワクした。ワゴンの雑多な感じも良かったね。映画、アニメ、ライブ、エクササイズ……。シリーズの途中から始まったり、韓流俳優のイメージビデオだったり。そこだけ時間が止まっているように思えた。

 

全部100円。ちょっと欲しかったけど、再生する機械がないので眺めるだけにしておいた。それに外で見るから良いんであって、家に置くとたぶん邪魔に感じちゃうだろうし。

 

VHSテープを巻き戻せ!
 

吐き出す弱音

昨日、アクセス数が100まで跳ね上がった。いつも5~6、多くても20~30なので一体何事かと思った。原因はよく分からない。

 

今日はちょっとした電話をした。話している最中に上手く喋れているか不安になってしまった。2、3言のやり取りなのですぐに終わったけど、社会性の衰えを感じてしまった。そりゃまともに人と会話してないもんね。おまけにメンタルの調子も良くなかった。

 

フリーター時代、一人暮らしをしているときによく「帰りたい」とつぶやいていた。家にいるのに無意識に口に出ていた。それは実家に帰りたいということではない。いまは実家にいるが「帰りたい」と思うときがある。どこに帰りたいのだろうか。自分でも分からない。

 

どうしようもなく怖くなって文章を書いている。そうすると少しは安心できる。こうやってゴマカシながら生きていくしかないのか。

 

最近の生活

アマゾンプライムKindleアンリミテッドの無料期間が終了した。時間つぶしの方法がなくなった。Youtubeは見飽きたし、まとめサイトも読み飽きた。とにかく日中は意味なくTwitterを更新しては、顔も知らないような人たちのやり取りを眺めている。誰かが炎上しても所詮は他人事だなと思って興味すら沸かなくなった。

 

外で軽く作業をしたら頭が痛くなった。暑さのせいだろう。手の震えもひどい。普段、身体を動かしてないからだ。衰えを感じる。しかし、ここからどんどん気温が上がっていくと思うとうんざりするね。冬のときは寒いの嫌だなと思ってたけど、いまは早く夏終われと思っている。

 

とりあえずまた身体を鍛え始めた。三日坊主で終わりそうだけど、身体を動かしているときは鬱々としたことは考えなくなるので気分がいい。

 

 

今週観たもの

タンポポ<Blu-ray>

タンポポ<Blu-ray>

 

ラーメン屋という職業映画でありながら、「食」と「エロ」という人間の根源的な欲求を揺さぶる喜劇映画。未亡人のラーメン屋を立て直すのがメインストーリーで、十三個のサイドストーリーがある。すっごく歪な映画だけど、おしまいまでしっかりと面白かった。

スモールハウス

Bライフでおなじみの寝太郎さんの著作。文庫化されたので買ってみた。

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これで寝太郎さんの本が全部揃った。『自作の小屋で暮らそう・Bライフの愉しみ』 は実践的なハウトゥー本、『僕はなぜ小屋で暮らすようになったか 生と死と哲学を巡って』は自伝、今作の『スモールハウス』は実例を交えたエッセイといったところだろうか。
 
スモールハウスとはその名の通り小さい家である。大きさはだいたい三坪ほど。海外のスモールハウス事情を紹介しつつ、寝太郎さんの考え方が書かれている。この本の中にはBライフという言葉は出てこない。
 
スモールハウスに住む理由は人それぞれであり、一括りにするのは難しい。家とは社会のシンボルではないだろうかと読んでいて思った。マイホームを買うために何十年とローンを組む。これは家が人を社会に縛り付けるための存在になっているともいえる。ならばその家という枠組みを柔軟にすれば生きやすくなるのではないかというのが本書やスモールハウスのテーマである。
 
そういえば散歩でたまに通る道で見かけるプレハブ小屋のことを思い出した。住宅街で中に広い敷地があって、隅にポツンとプレハブ小屋が立っている。一応、人が住んでいる気配がある。やたら監視カメラが設置してあって周囲からは完全に浮いていた。あれもスモールハウスに入るのだろうか。

 

スモールハウス (ちくま文庫)

スモールハウス (ちくま文庫)

 

こもり願望

無性にひきこもりたいと思う時がある。いまだって似たような生活をしているが、外に一切出ず誰とも口をきかない日々を過ごしたいという衝動にかられるのだ。

 

丸々1年ひきこもれるかという思考実験をする。誰とも会わず、一切外出しない。仮に家賃5万なら年間60万。光熱費、ネット代、食費、娯楽費を合わせると引き落とし口座に約200万くらいあればいい。

 

問題は食事とゴミである。1年分の食料を置いておくのはスペース的に厳しいと思う。ゴミもなんだかんだで出る。これを解決するには週1回くらい買い出しとゴミ出しをやってくれる人を雇う必要がある。便利屋かなんかに頼めばいいかな。

 

あとは時間つぶしだ。これはインターネットがあれば問題ない。筋トレやストレッチをすれば体調も維持できるだろう。

 

ワクワクするが、たぶん二日くらいで飽きるんじゃないだろうかと思っている。それに生活そのものよりは、これからそういう時間を過ごせるという安心感のほうが僕は好きなのだ。

 

まぁ、実際にやったら精神的に廃人になるのは必須だろう。

最近の生活

Kindleアンリミテッドで本を読みまくっている。おかげで読んだ本は50冊になった。100冊を目標にしているのでちょうど折り返し地点にきている。しかし、数をこなすことを意識しすぎてちゃんと読めてない気がする。自分は文章を読む時に「なんとなくこんなことを言ってるんだろう」と大雑把に意味を掴んでしまうクセがある。大きく読み損ねることはないが、丁寧さは欠けている気がする。今年100冊読み切ったら、質を重視する読書に切り替えていきたい。

 

短期バイトを探している。GWに向けて製造系の募集が求人誌に乗り始めている。なかなかいい条件なんだけど、工場が山奥とかにあって車がないと通うことができない。しかも、僕はもう3年くらい運転してないペーパードライバーだ。最悪だ。

 

不調が続いている。精神状態がパラメーターで分かればいいのに。

 

読んだもの、観たもの

精神医療に葬られた人びと?潜入ルポ 社会的入院? (光文社新書)

精神医療に葬られた人びと?潜入ルポ 社会的入院? (光文社新書)

 

日本の精神医療は臭いものにはフタをしろという感じだった。筆者の指摘はすごく納得できる。ただ、彼のホモフォビアな文章が気になった。同性愛者に対してゾーッとするのは個人の感覚の問題だけど、でも結局それって日本社会が持っている精神患者に対する視線と同じではないだろうか。「理解できない他者、普通とは違う人間」に対する恐れが差別、抑圧、管理に繋がっているのだし。

 

神戸国際ギャング

神戸国際ギャング

 

役者が豪華。エロとバイオレンスで持っていく豪快な映画でした。

 

聞き出す力

聞き出す力

 

インタビューをする上で大事なのは「相手を好きになること」「正直であること」だった。エピソード集みたいな感じでサクッと読めた。面白かった。

 

 

広告(アド)ガール

広告(アド)ガール

 

自分にとっては完全なるファンタジーであった。それくらい距離感があると面白く読める。業界用語とかも興味深かった。

 

雑誌を登山に見立てて、文章だけでなく広告や値段まできっちり読み込むことを書いたエッセイに笑ってしまった。

 

あけっぴろげなセックスの話をしつつも、そこから見えてくる人間の本質みたいなものが面白かった。

 

おいしいおしゃべり

おいしいおしゃべり

 

時折出てくるお嬢様エピソードが良かった。

 

将棋のことは全然知らないが読み応えがあった。コンピューター側のプログラマーの多くが趣味で将棋プログラムを始めたというのが驚き。意外とアマチュアリズムが強かった。

 

 

今を生き抜くための70年代オカルト (光文社新書)

今を生き抜くための70年代オカルト (光文社新書)

 

面白い読み物だった。小学生のときMMRの漫画を読んで本気でビビってたときのことを思い出した。

 

 

たのしいプロパガンダ (イースト新書Q)

たのしいプロパガンダ (イースト新書Q)

 

プロパガンダって味気ないモノと思っていたけど、実際は楽しませる工夫がこらされていた。まあそれがうまく機能してるかは別の問題で。

 

国民である意識って実はすごく抽象的なものだから、具体的なコトで刺激しないと意識できないのかもね。