ダメケル

三十代フリーターの日記

ブラック・ウィドウ

 初日の一番最初の回。平日の午前なのでガラガラであった。 コロナのせいで何度も公開が延期され、ようやく観ることが出来た。

 


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 感想としては、良いところもあるし、悪いところもある。

 

(以下、少々のネタバレを含みます)

 

 オープニングがこれまでのシリーズとは一味違うダークな仕上がりになっていてカッコよかった。アクションは格闘、カーチェイス、空中戦とバリエーションが豊富。殴り合う音が生々しい。新キャラの妹・エレーナのギャルっぽい感じが良かった。敵のタスクマスターがこれまでのスーパーヒーローの動きをコピーしているので、「この動きはキャプテンか!」「あ、ブラックパンサーだ!」みたいなシルエット当てクイズみたいな楽しさがあった。そして、これがMCUに出てくる最後のブラックウィドウなんだと思うと、グっとくるものがあった。

 

 今作はナターシャの贖罪と家族の再生がテーマになっているんだけど、両者が上手く噛み合ってないように見えた。家族パートに描写の比重が置かれているので、敵のレッドルームが印象が薄いように感じた。

 最終的にタスクマスターは開放されるけど、ナターシャに対する恨みはないのだろうか。父親に支配されてたとはいえ、直接的な原因を作ったのはナターシャなはず。それを踏まえて相手を許したのだろうか。ほとんど内面が描写されないので、そのへんのところがまったく見えてこない。とはいえ完全に許したとなるとエンドゲームとの繋がりが悪くなるから致し方ないのかも。

 最近のMCUは敵側の存在感が微妙な気がする。キャラクターが増えて、それぞれの描写に時間を使うと、どうしても敵が後回しになってしまう。 ただ、エンドクレジット後のオマケを見ていると、新しいフェイズではヴィランをどう作っていくかが一つのテーマになっているように思った。

 

 

割り込み

togetter.com

 こないだコレと似たような場面に出会った。

 

 ドラックストアでレジを待っていたときのこと。レジは2つあって、列は1つ。いわゆるフォーク並びだ。僕は先頭だったんだけど、70代くらいの婆さんが真横からニュッと出てきた。腰の曲がった婆さんは僕を見ることもなくレジを凝視している。このご時世、間隔を開けて欲しいし、僕は他人が不必要に近づいてくるのが何よりのイヤなのだ。

 しかし、おそらくこの婆さんはフォーク並びというのを分かってなくて、僕の隣に並んだんだと思う。だから割り込もうという意思はない。本当に順番を抜かす気なら、僕の前に立つはずだ。もしかしたら半分ボケているのかもしれないから、ちゃんと言うべきか迷った。説明しても分かってもらえる自信はない。そもそも人と喋りたくない。

 とモヤモヤしていると、後ろから女の人が「おかあさん、こっちですよ」と言って、婆さんを連れ戻した。口調からして姑と嫁に思えた。同時にレジが空いて、僕は無事会計を済ますことが出来た。

 店を出たときになんだかドッと疲れた。あからさまに抜かされたなら何か一言言ってやるつもりだが、こんな曖昧な割り込みはどう対処していいかわからなかった。

最近の生活

 天気が安定しないせいか、身体が重い。何かに乗っかかられてるような感覚だ。アゴにしこりみたいなのが2つも出来て、つらい。

 

 Netflixに加入。スタンダードプランの料金が上がっていた。たぶん僕みたいに一ヶ月だけ使う人が多いから値上げしたのかもしれない。観たい映画がけっこうラインナップされているので楽しめそうだ。

 

 Kindle Unlimited。少し前に2ヶ月無料のキャンペーンの対象になったので利用していた。期間内にきっちり解約。今日見たら99円で2ヶ月利用できる対象になっていた。こんなに安く利用できてこのサービスは大丈夫なのかなと思ってしまう。再び登録。

犬の調子が戻る

 一時期はもうこのまま死ぬかもと思っていたが、なんとか元気になってくれた。たぶん気温の変化がストレスになったんだろう。わりと毎年のことなんだけど、だいたい冬から春にかけて体調を崩すことが多く、夏は初めてだった。

 

 まだ完全に復活したわけではないから、油断できないところではある。

 犬の具合が悪い。15歳になるんだけど、ガクンと老化が来たようだ。前は散歩のときにグイグイと引っ張っていくくらい力が強かったのに、今はヨタヨタと僕のあとを追いていくのが精一杯という感じだ。食欲も落ちて、ご飯への興味を失っている。ついこないだまでガツガツと食べてたのに。

 老いていく姿を見るのは辛い。本当に辛い。もっと散歩をしてあげたら良かったとか、思いっきり走らせて上げたら良かったとか、そんな後悔ばかりが頭をよぎる。子どもじみた考えだけど、犬が何を思っているのか、何を考えているのか、知りたい。

 棺やら火葬など下調べをした。もう覚悟をしなくてはいけない。いつも死にたい死にたいと思ってる僕だけど、犬を看取るまでは死ねなくなった。

働き方改革に思うこと

 働き方改革や働き方の多様化という言葉をよく見かける。週休3日にしたり、労働時間を減らしたり、在宅で仕事できるようにしたりと、色々やっているようだ。

 

 ニートが何いってんだと思うかも知れないが、働き方改革ってもっと身近なところで起こってもいいと思う。例えばレジ打ちの人が座って仕事出来たり、配達の時間帯指定がもっと大雑把になったりしてもいいんじゃないだろうか。

 

 便利さを追求するあまり労働に求められるレベルが急上昇しているので、ここらへんで不便さを受け入れられるようにしていかないと、相当にしんどいことになるような気がする。

 

 働き方改革をしつつ、利便性も失わないようにするというのはムリな話だ。

 

 ただ、将来的に技術の進歩で、いわゆるエッセンシャルワーカーがAIや機械に置き換わる可能性はとても高い。そうなったら社会や労働のあり方はガラリと変わるだろうけど、一気に反転するわけではないから、移行していく世の中を生きていかなくちゃいけないんだよなぁ。めんどくさいなぁ。

あれから一年

 去年の今頃、ビジネスホテルに一泊した記事をアップした。

dame-keru.hatenablog.com

 

 楽しかったなと思う。実際は頭が痛かったし、変に緊張して寝られなかったから、疲れただけだった。でも、振り返ればいい思い出だ。まぁ、引きこもっていただけなんだけど。3月にもビジホに泊まったので、いまのところビジホ欲はない。一泊するよりもデイユースで利用するのを考えてたりはする。

 

 あれから一年。あいかわらずコロナで世の中はひっくり返ってるし、僕自身の環境も代わり映えしない。あのときはビジホに行くことで何か変わることを期待していたのかもしれない。そんなことないと分かってるのに、2回も行ってしまった。

 

最近の生活

 暑い。日差しが強くなってきた。ここからどんどん気温が上昇していくのかと思うと、ウンザリしてくる。

 

 Spotifyが3ヶ月980円というキャンペーンを始めたので登録。音楽系のサブスクの中では一番使いやすいと思う。

 

 映画監督の森達也の本を何冊か読む。 

 

  超能力や心霊なんてあるわけねーだろと思っている人間なんだけど、これを読んでいると「むむ不思議な力は存在するのかもしれない」と思ってしまった。 なんというか、超能力者や心霊能力とかって思い込みの力じゃないかな。スプーン曲げで有名な超能力者が「本当にUFOがいると思って夜空を見上げたことがあるのかよ」と言っていて、まぁたしかにそうだよなと納得してしまう。しかし、超能力ならまだ分かるけど、宇宙人に会ったや火星にテレポートしたというのはよくわからん。 最後にDAIGOが出てきて、メンタリズムで超能力はないという。逆に言うと、超能力者は無意識にメンタリズムをやってることに? あるかなしかの二元論じゃなくて、ちょっと視点を変えることって大事だなと思った。

 

 

  映像の暴力性や不確かなことに自覚的ではあったが、それでも改めて実感したし、マスコミの無自覚さも痛感した。大量の情報か流れるほど、思考は鈍化していき、答えは白か黒かの二者択一になっていく。

 この本を読んだときに、二十年ほど前にテレビで見たひきこもりのドキュメンタリーを見た。その人は十代のときから引きこもっている人で当時で四十手前くらいだった。彼が冷凍パスタをもりもり食うシーンがなぜか強烈に印象に残っている。

 もう消されたけど前にYoutubeにアップされていた。改めて見て、引きこもりの男性よりも撮影しているディレクターの方に目がいってしまった。ディレクターの奥さんが精神的に不安定な人で、出産を通じて引きこもりや実家に帰ってしまうところが映されていた。たぶんディレクターも葛藤していたと思う。長年引きこもった男性をテレビに晒していいのか、自分はどうなんだと。だから、あえて自分の家庭を晒したのかもしれない。昼のワイドショーで怖いもの見たさで取り上げる下衆な連中とは志が違った。しかし、映像として受けるのは後者なんだよね。

 

他にもいくつか読んだけど、述語はすでに決まっていて、主語がそこに当てはめられていくという言葉が印象的だった。