ダメケル

三十代フリーターの日記

最近の生活

今年の初めに書いたブログを読み返す。2018年の目標は達成できたかな。

 

dame-keru.hatenablog.com

 

◯お金を稼ぐ
今年稼いだお金はアフィリエイトと1回だけやった短期バイトを合わせて13万程度。アフィリエイト収入は去年の半分以下になってしまった。やっぱり水物。バイト探しも季節の変わり目に求人誌を捲るくらいで何もしなかった。

 

◯映画50本、本100冊
達成。結局、映画は100本見てしまった。


◯運動を習慣にする
達成?とりあえず朝の散歩や軽い筋トレは続いている。

 

ブログをやめなかったことが意外だった。週一ペースの更新に切り替えたから続いてるんだろう。自分の考えをまとめたり、読み返したりするのが楽しい。だいたい同じことしか言ってないけど。

 

ニートでいられるのもあと数年。三十五を越えればただの無職だもんな。もう生きてるのが嫌になってくるよ。

 

最近観たもの

カメラを止めるな!

カメラを止めるな!

 

 評判が高かったので、予告編も見ずに視聴。最初のアレが続いてるときは画面がグラグラ揺れて気持ち悪くなってしまい、「なんでこれが人気なの?」と思った。ところがアレがアレでということが明かされると「なるほど!そうだったのか」となって、面白さにブーストがかかっていく。

 

前半の監督はヤバイ人間に見えてたけど、女優や俳優のことを知ってからだと、むしろアレくらいやらないと気が収まらないのがすごく分かった。とくにワンカップ号泣シーンの哀愁が良かったね。その前で缶ビールを飲んでるシーンがあって強い酒がほしいという細かい演出がにくい!

最近の生活

今年も残りわずか。一年何もしなかったという事実が重く身体に伸し掛かってくるのか、胸や腹が痛くなるし、夜中に何度も目が覚めてしまう。終始イライラしてしまい、このままだとやばい犯罪をやっちまいかねない。自己肯定感が極度に低くなっているので、楽しいことや幸せなことを感じてはいけないと無意識にブレーキをかけている。自分みたいなもんはドブネズミみたいにひっそりと生きていけばいいと思っている。そうやって自己卑下を続けているのは良くないと分かっていながら、やっぱりどうすることにもできない。とくにこの時期は強く感じてしまう。

 

日中、過去にあった嫌なことを思い出すことが増えた。たまらず「ぎゃ」「しにたい」と口に出してしまう。完璧に危ない人である。こうやってリフレインすることで、実際には一回しか受けていないダメージが何十回も食らってしまうことになる。さらに症状は進んで、勝手にありもしない嫌なことを想像してしまい、ダメージを食らうことも出てきた。

 

ぐちばっかりすいません。

 

最近、観たもの、読んだもの 

はじまりへの旅(字幕版)
 

文明から離れて生活する家族のお話。最初はアーミッシュかなと思いきや、本は最新の教養を揃えているし、トレーニングも合理的で、国内の情勢にも詳しい。憧れる生活だけど、半日で挫折しそう。序盤、家族が焚き火を囲み楽器を演奏するシーンがある。彼らが深い絆で結ばれていること端的に表現していて見事だなと思った。あと、シャワーや滝に打たれることで父親の感情を出したりと、とにかく映画的に上手い。

 

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)

 

 又吉さん、強いなぁ。

 

 

監督が脚フェチなのか知らないけど、女の子は終始ショートパンツであった。メガネの子が持っていた貝殻の電子書籍ほしい。この映画を見終わった後、夜道を歩いていると遠くから人が歩いてくることに過剰に反応してしまう。

 

 

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

 

これまで読んできた発達障害の本の中で一番実践的だった。いろいろなことを的確に言葉にしていくのがすごい。会社を部族としたり、会話は内容より音ゲーと書いてくれるとすっと理解できてしまう。僕はADHDではないけど、物をなくしたり、眠気が来たりと大変なんだろうなと思った。自己肯定感に根拠はいらない、他人と比べて得たものは自分に跳ね返ってくる、と書かれていて、ああなるほどなぁと思うんだけど、実際はそうは考えられない自分が嫌だ。まぁ、少しづつやっていくしかないんだけど。

最近の生活

一人だとずっと自分と喋ることになる。なんだかうんざりしてくる。

 

社会保障を悪用する人がいる→社会保障が適用される範囲を狭めようor廃止しよう」と「頑張って社会的な成功を収めた人がいる→失敗したのは個人のせい」というのはすごく似ている気がする。一部の極論を取り上げて一般化しようとしている。社会において大事なのは平均点じゃないだろうか。いや知らんけど。

 

繊細な人がどう生きるべきかみたいな本を読んだ。視覚から情報を取り込みすぎるタイプは歩くときにサングラスをするか、メガネを外したら良いと書いてあった。僕はメガネなんだけど、試しに外して出かけてみた。視力は0.4か0.3くらいなので、人がいるのは分かるが顔つきはまったく分からない。これなら視線はまったく気にならない。ただ、看板や値段が見にくい。

 

昔は思想や哲学で背伸びをしていたけど、今はガジェットやSNSで背伸びをする時代なのかもしれない。

 

今週観たもの、読んだもの

19歳 一家四人惨殺犯の告白 (角川文庫)

19歳 一家四人惨殺犯の告白 (角川文庫)

 

なかなかに胸糞な本だった。凶悪犯って環境せいもあるけど、元々持っている資質が大きいのかな。それでも自分を愛してくれる人や導いてくれる人に出会えていれば、悪の種は芽吹かなかったのかもしれない。調べたら死刑執行されたのが去年だった。

 

15時17分、パリ行き(字幕版)

15時17分、パリ行き(字幕版)

 

素材の味で勝負という感じ。イーストウッドは爺になってもこれだけ実験的な映画を作れるんだから凄い。

 

社会の不条理に対して戦うことの厳しさと尊さ。そのとき全員が敵に見えるかもしれないが味方もいる。登場人物がみな多面的で物語に深みを与えていた。

 

楽しい映画だけど、展開が都合良すぎ。っていうかブロガーに対して反撃するところは、他の客の迷惑を考えないのか。

 

ピクセル (字幕版)

ピクセル (字幕版)

 

幼馴染が大統領になった時点でバカ映画とは分かるけど、内容としては微妙なところ。アーケードゲームのキャラクターが日常に入り込んでくる場面は凄い。

スノーデン

水道の民営化が話題になっている。

 

採算の取れないことは民間に任せようというのが政府の考え。しかし、すでに民営化を実施した諸外国では水道代が急上昇したりと色々な問題が起こっている。とはいえ成功した地域もあるし、現状でも水道事業は部分的に民間の会社が担っている。

 

水って命に直結するものだし、共有財産なわけだから、国が管理するべきじゃないかなと僕は思う。

 

こんなことを個人で考えたところでどうにもならない。そんなことよりニートの僕は自分の将来について脳みそを使わないといけない。現実的な問題に目を背け、答えの出ない問題や抽象的なことを弄るのは昔からのクセだった。

 

最近スノーデンという映画を見て、個人がどれだけ社会を変えられるかを見せつけられてしまった。

 


スノーデン(吹替版)(プレビュー)

 

数年前にやたらニュースで見かけてたけど、何が起こってるかはまったく知らなかった。映画を見てまさかこんなとんでもないことが行われていたとはと心底ビビった。簡単に言うとアメリカ政府機関がメールやSNSなどを監視できるプログラムを使っていて、その存在をスノーデンが暴露したというもの。

 

日本についての話も出てきた。アメリカが日本のインフラ施設のプログラムに細工を施して、日本が同盟国でなくなったときにそれが作動する仕掛けになっているらしい。本当にどんなホラー映画よりもゾッとしたよ。

 

劇中でニュルンベルク裁判の話題が出てくる。第二次大戦後に開かれた戦争裁判だ。そこではユダヤ人虐殺を命令した側だけでなく、実際に手を下した人間も裁かれていった。つまり「仕事」とはいえ社会がひっくり返れば罪を犯したことになる。

 

とはいえ、あの頃にナチスに歯向かうなんて自殺行為だろうし、多くの個人は従うという選択肢しかなかったと思う。ところが現代ではテクノロジーやインターネットがあるから、個人でも社会に大きな影響を与えられるようになった。スノーデンはそういう可能性を見せた人だと思う。

 

 

 

スノーデン(字幕版)

スノーデン(字幕版)

 

 

ハロルドが笑う その日まで

生活メモみたいなブログばかり書いているのも味気ないので、たまには生産的に映画の感想なぞ書きたいと思います。

 


『ハロルドが笑う その日まで』予告編

 

ストーリーは以下の通り

品質にこだわった小さな家具店を長年支えてきたハロルド(ビョルン・スンクヴィスト)は、店の前にIKEAの北欧最大級の大型店ができたことで、自身の店をたたまざるを得なくなってしまう。さらに妻も失い、怒りに震える彼は、IKEAの創業者カンプラード(ビヨーン・グラナート)への復讐(ふくしゅう)を画策する。カンプラードを誘拐するためIKEA誕生の地エルムフルトを目指す道中、偶然出会った少女エバ(ファンニ・ケッテル)も計画に加わり……。

 

最初はグローバルな大企業に個人が鉄槌を食らわせるような胸がスカッとするような映画かなと思ったけど、実際はもっと深いお話だった。

 

長年営んできた家具店が潰れただけでも悲惨なのに、奥さんは認知症になって老人ホームへ。おまけに急に環境が変わったことでパニックになりハロルドに向かって「こんなヨボヨボな爺なんて知らない!」と罵り、そのまま帰らぬ人へ。失意のハロルドは自殺しようとするも失敗。

 

踏んだり蹴ったりなハロルド。とはいえ、映画を見ていて何でもかんでもIKEAのせいにしすぎではと思った。彼のお店もやりようによっては仕事を続けることが出来たのではないかな。劇中に高級家具を愛用している老夫婦が出てきていてるし、IKEAの顧客とは被らない裕福層にアピールできれば活路が開けたかも。ただ、ハロルドはそういうイメージ、広告戦略ついてはかなり疎い模様。実際、誘拐したあとでマスコミ対応についてカンプラードやエバの言いなりになっている。

 

またIKEA創業者カンプラードも存在はムカつくけど、言っていることは恐ろしく正論。IKEAが出店することで何万人という雇用を生み出し、老人になってもいつも商売のアイディアを考えてる。たぶん新しいテクノロジーについても勉強しているに違いない。

 

常に努力しているカンプラードと努力を放棄したハロルド。この二人を比べるとカンプラードが遥かに正しい。でも、ハロルドみたいに一つの仕事しかやってこなかった人って世の中たくさんいるし、それを全部自己責任ですと片付けるのもちょっと殺伐としすぎて嫌だ。それにカンプラードもまた成功の代償を背負っていているし、子どもたちに事業を譲れと言われている。彼もまた時代の流れに晒されている。

 

途中、ハロルドはエバという女の子と出会う。彼女の母親は新体操かなんかのチャンピオンだったらしいが、いまはすっかり落ちぶれている。母親は過去にすがりつき、エバはそれを見捨てられずにいる。おそらくハロルドはここで過去に固執することの滑稽さとそのせいで周りが不幸になっていくことを感じ取った気がする。

 

ラストにハロルドはこの世界の不条理を笑い飛ばし、また人生を歩んでいこうとする。やっぱり笑うことって人間にとって大事なんだと思った。

 

最近の生活

風邪を引いた。去年の今頃に書いたブログを読み返すと、同じように体調を崩していた。ああ今年一年も無職であったという絶望ともいえない慣れ親しんだ思いが胸に募る。

 

布団に包まってスマホをイジイジする。多少体調が悪いほうが心の棘が取れて良い。腹の立つことも今は風邪なのだから考えるのを止しておこうと回避できる。

 

少し前に三ヶ月九十九円でKindle Unlimitedに登録。最近は図書館に行かず、これで本を読んでいる。電子書籍にはずっと苦手意識があったけど、慣れると色々と便利だ。場所は取らないし、いつでもすぐに読めるし、知らない言葉は簡単に調べられる。すっかりハマってしまった。

 

西村賢太の作品を読む。主人公のダメさが沁みる。仕事が長続きしないところとか人間関係が不得意なところとか。とにかくコミュニケーションが一方的すぎるのが自分を見ているようで痛々しい。

 

あと江戸川乱歩。小学校のときに図書室で少年探偵団をよく読んでいた。内容はほとんど覚えてないが、硬いハードカバーのザラザラした感触やプンっと漂う紙の匂い、何より仰々しい表紙の絵は結構記憶に残っている。謎解きよりも犯罪を犯す異常者の心理みたいなものが面白い。

 

週末には体調が回復。待ってましたといわんばかりに、イライラや不眠の症状が出てきた。

最近の生活

所要で京都に行く。久しぶりに四条烏丸を歩いた。街並みにクリスマスの色が入り込み、平日なのに人が多かった。とくにバスはエゲツないくらい人が乗っていた。

 

サラリーマン、OL、学生、観光客、若いカップル、そうした人たちを見ていると自分が惨めになる。彼らは浅瀬を泳ぐカラフルな小魚や泳ぎ続ける回遊魚、僕は深海に潜むキモい形をした魚ともいえない生き物。

 

家に帰って、なんだか疲れた。無性に悲しくなったり、イライラしたり、感情の波が大荒れしている。なんというかいつものパターンだ。勝手に苦しんで、勝手に怒って。この五年間はその繰り返しだった。

 

寒さのせいもあるのだろう。気分が沈みがちになっている。もうしんどい。

最近の生活

「温めますか?」

コンビニでお弁当を買ったときに必ず聞かれる言葉。僕は「そのままでいいです」と答えている。「いいです」だとYesのニュアンスがあるし「けっこうです」はキツイ感じがある。だけど「そのまま」という返し方もちょっと変じゃないかと最近思い始めた。まぁ、そんなこと気にしすぎなんだけど。

 

バイトでレジ打ちをやっていたので、自分が客のときはなるべくナイスでいようと心がけている。世の中には店員を人間と思ってない阿呆が多い。そういうやつはしんでしまえ。

 

この頃は無人レジが増えてきて、将来的にはレジ打ちという仕事がなくなるんじゃないだろうか。

 

パソコンの充電の調子が悪い。本体は五年くらい使っていて、アダプターは非純正品。どっちに原因があるんだろうか。なんか寒さのせいな気もするけど。そろそろ買い替え時期かな。といってもお金はない。

 

今週観たもの 

3月のライオン[前編]

3月のライオン[前編]

 
3月のライオン[後編]

3月のライオン[後編]

 

原作未読。アニメも知らない。前編が持っているものの戦いならば、後編は持たないもののドラマ。将棋は時間泥棒みたいなことどっかで見たけど、そんなに面白いのかな。いつかその魅力がわかれば楽しくなるだろう。

 

後妻業の女

後妻業の女

 

前半はテンポよく、後半はお話の推進力にかけるが展開が面白い。人間は年をとっても性欲は衰えないのだろうか。演技も良くて、とくに大竹しのぶの少女のような、悪女のような、いろいろな一面を見せるのがすごい。