ダメケル

三十代フリーターの日記

やっぱりビジネスホテルでダラダラしてきた。

 昨今色々なものが値上がりしているが、京都のビジネスホテルに関していうと、閑散期ならそこまで高い印象はない(観光シーズンはえげつない値段になるが)

 毎度おなじみのアパホテルに泊まってきた。料金は日曜宿泊でポイントを使用して4000円ほど。今回はマンネリ化を防ぐために新しいことに挑戦しようと思い大浴場付きのアパホテルを選んだ。そうサウナである。なんとなく37歳まで取っておこうと思ったが、一年前倒しで挑戦してみることにした。

 15時にチェックインし、さっそく最上階にある大浴場に突撃する。

 まずは普通に風呂に入り、サウナへ。10人は入れない狭い室内で、ムワッとした熱い空気が漂っている。 最初は準備体操のつもりで、目を閉じて60秒数える。熱気が肌にネットリと絡みつき、口から入って肺を蒸してくる。外と内の波状攻撃だ。

 こんなところだろうと腰を上げて、隣の水風呂へ。水風呂は苦手な人も多いらしいが、自分はそれほど気にならなかった。

 さて、いよいよ本番。3〜4分じっくりと熱と戯れて、水風呂に1分、そして外気浴。 リクライニングチェアに身体を預けて、整う準備が整った。 この時期の京都はどんどん蒸し暑くなって不快なこと極まりないが、サウナ後だと風がちょうどよくて心地よかった。 腿裏や手足の血管がジワジワと広がっていく。おぉキタキタと思ったが……それ以上は何も起こらなかった。 もっとトランス感を期待していたのになんだか拍子抜けだ。 たぶん時間が短かったのだろう。もう一セットやろうとしたが、頭が痛くなる気配が出てきたのでやめておいた。

 整いはしなかったものの熱に没頭するという体験は悪くない。今は何をやっていても、途中でついスマホを触って意識を散らすことが多いので、強制的に一つのことに集中させられる環境は貴重だ。まぁ、でもそれならランニングや筋トレでも良い訳なんだけど。 たぶんサウナも楽しむにはコツがいるんだと思う。あと2,3回やれば感覚がつかめるのではないか。 そう考えると36歳の今始めておいて良かった。経験値を貯めてレベルアップしていけば、37歳になったときには立派なサウナーになっているかもしれない。

 正直、そこまでモチベーションが高いわけではないが、加齢と共に楽しいことや興味のあることがどんどん減っているので、ちょっとでも心が惹かれることがあれば大事に育てていきたいのだ。